UEでアクションゲームを作るさわりを知る
第1回:回る床は非常に簡単
アクションゲームの定番の一つに回る床や動く床、消える床といったギミックが存在する。
これらのギミックはUnreal Engineならばほとんど手間をかけずに作っていくことが可能である。
これらを「手軽に」しかも「応用が利くように」コツをつかむのがこのページの趣旨となる。
回転し続ける床(風車)
延々と回転し続ける様はまるで我々を支える地球のようである。そんな地球もたった一つのノードで実装可能である。
"add"actor~と書いてあるノードをtickに接続することで「毎フレームごとに(tick)角度を追加(add)する」という形となる。
これによって動いているように見えるということである。
setと間違えないように注意しよう。
worldRocationは編集ワールドの向きに依存するため床の向きを変えても同じ方向に回転する。
LocalRocationは回すアクターの向きに依存するため床の向きを変えた場合変えた向きに応じて回転は変化する。
コピーして使いまわす場合Localのが便利だろう。
回るスピードを変えたいときは角度を変更しよう。
踏むと回転する床(シーソー)
ある時には頭を下げ、ある時にはふんぞり返るギミック界1のサラリーマン気質のシーソーを実装しよう。
なんとこれはノードすら必要ない!
これだけでOKだ。
まずは物理シミュレートをON、その後ブループリントの物体における物理欄、その中で回転させたい方向以外をロックにかけてやる。
シーソーを作る場合ならXの回転のみ解除してやればいいだろう。
これによりxの回転にのみ物理がかかり、シーソーの要領を得るのだ! 挙動としては上部の動画の奥にある床がシーソーとなっているので確認してみよう。
またzの回転のみロックを解除した場合などはコマのような挙動をするなど応用はも効くだろう。 よりシーソーの負荷を上げたいと思ったなら、さらに下を開いてInertia Tensor Scareの変数を変え重くしたりもできる。
まとめ
これらのギミック、いやこれから紹介するギミックはすべて自分で実装し挙動を確認していくことで初めて自分のものとなる。 どんどん実践して、最高のギミックを自分のものとしていこう!!